日本時間6月15日(土)に行われた2023−24シーズンファイナルのゲーム4!
負ければ終わりとなるエリミネーションゲームにてダラス・マーベリックスが大爆発!
このシリーズで初となるブローアウトでついに1勝目を上げることとなった。
Back to Boston. MAVS WIN!!!@Chime // #OneForDallas #MFFL pic.twitter.com/cum6FT2JR9
— Dallas Mavericks (@dallasmavs) June 15, 2024
マジック・ジョンソン以来の活躍
この勝利をもたらしたのは2人で50得点を記録したルカ・ドンチッチ&カイリー・アービングの協力バックコートDUOなのは間違いないが、期待値以上の活躍を見せているルーキーがいる。
それこそデリック・ライブリーⅡだ。
第3戦でもダブルダブルを記録したライブリーがこの試合でも強烈なインパクトを見せた!
第1Q残り6分15秒にコーナーからキャリア初となる3ポイントを沈めチームに勢いを与える!
DERECK LIVELY 3-BALL. YES, YOU READ THAT RIGHT. pic.twitter.com/GmPwAZuNHx
— Abby Jones (@_abigaiiiil) June 15, 2024
その後も要所でのリバウンドと強烈なインサイドでのプレーで11得点、12リバウンドのダブルダブルを達成!
キャリア初のスリーから始まり最高の活躍をみせたデリック・ライブリーⅡ!
— NostaljyA -Basketball info. (@NostaljyA_) June 15, 2024
22分出場
11得点
12リバウンド
(うち7本オフェンスリバウンド)
±+20
これでいて今シーズンファイナル出場選手最年少…!
伸び代しかない!!!#onefordallas#nbafinals
pic.twitter.com/XGpdhTk6nm
NBAファイナルで2試合連続のダブルダブルを記録したのはマジック・ジョンソン以来のルーキープレイヤーとなっている!
また、プレイオフにおけるリバウンド数においてもマジック・ジョンソン以来の152本まで積み上げている。
このシリーズがさらにもつれることがあればマジックの持つ168本のリバウンドを超えることもあるだろう。
Dereck Lively II has the most rebounds for a rookie in a single playoff run since Magic Johnson in 1980! pic.twitter.com/3Lo3yxTOmG
— Basketball Forever (@bballforever_) June 15, 2024
このルーキーの素晴らしい活躍にはチームを牽引するルカ・ドンチッチも大絶賛のコメントを残している。
みんな、彼がルーキーであることを忘れていると思う。
彼はシーズンを通して素晴らしかった。
彼の成長ぶりを見ているだけでも信じられないよ
ルカ・ドンチッチ
"I think people forget he's a rookie doing this stuff. He's been amazing the whole season, just watching him grow has been unbelievable."
— NBA (@NBA) June 15, 2024
Luka with big praise for Lively II 🙌
Game 5: Monday, 8:30pm/et, ABC https://t.co/tWIu1CQn6d pic.twitter.com/cXhyCDQXVW
対するテイタムの活躍
素晴らしい活躍を残しているルーキーとは対照的にこのファイナルでの活躍に疑問符がついているのがセルティックスのエースであるジャイソン・テイタムだ。
カンファレンスファイナルのインディアナ・ペイサーズ戦ではFG成功率46.3%の平均30.3得点を記録していたのに対して、このファイナルの舞台では36.5%の20.0得点と大幅に数値を下げている。
さらにこのファイナル初の黒星となった第4戦では±が−33とキャリア2度目のファイナルでの−30以上の数値となり、これはNBA史で初の不名誉な記録となっている。
Jayson Tatum was a -33 tonight.
— StatMamba (@StatMamba) June 15, 2024
He’s the only player in NBA history to have a +/- of -30 or worse in multiple games in the Finals. pic.twitter.com/rUni2RtVfT
キャリア
このファイナルでの活躍では部分的にネガティブな印象を持たれているジェイソン・テイタムではあるが、そのキャリアにおけるプレイオフでの活躍は素晴らしいものだ。
現在26歳のテイタムだがNBA史において26歳以下のプレイオフ累計得点で敬愛するコービー・ブライアントに次ぐ2位についている
【26歳以下_プレイオフ累計得点】
- コービー・ブライアント(2,694得点)
- ジェイソン・テイタム(2,665得点)←継続中
- レブロン・ジェームズ(2,578得点)
With 30 points tonight, Jayson Tatum would pass Kobe Bryant for the most postseason points by a player age 26 or younger 🐍 pic.twitter.com/Qs37xk5r1k
— Basketball Reference (@bball_ref) June 14, 2024
また、年齢制限をなくしたプレイオフ累計得点においても多くのレジェンド選手たちを超える数値を残しているという点も見過ごせない評価ポイントだ。
Jayson Tatum already has more playoff points than:
— Basketball Forever (@bballforever_) June 17, 2024
🔸 Carmelo Anthony
🔸 Dwight Howard
🔸 Kevin Garnett
🔸 Paul George
🔸 Allen Iverson
🔸 Jimmy Butler
🔸 Pau Gasol pic.twitter.com/JwNoVUT9ep
ジェイソン・テイタム自身としても自身のスコア状況には気にしておらず、最大の目的はあくまでファイナル制覇であるという点を改めてインタビューの中で強調している。
このユニフォームを着た偉大な選手のひとりになりたければ、その前の偉大な選手はみんな優勝している。
それを目指して、毎シーズンプレーしているんだ。
ジェイソン・テイタム
Jayson Tatum: "If you want to be one of the greats to put on this uniform, every great before you won a championship. That's what we try to play for every single season." pic.twitter.com/hmX2efkkrq
— NBA TV (@NBATV) June 5, 2024
なお、デリック・ライブリーⅡとジェイソン・テイタムのこのシリーズにおけるスタッツは以下の通りだ
MIN | FG | 3PT | FT | OREB | DREB | REB | AST | STL | BLK | TO | PF | +/- | PTS | |
ジェイソン・テイタム | 39.0 | 6.8-18.5 | 36.5 | 2.3-7.8 | 29.0 | 4.3-4.8 | 89.5 | 7.8 | 6.3 | 0.8 | 0.8 | 2.3 | 3.5 | 20.0 |
デリック・ライブリーⅡ | 22.3 | 2.8-3.8 | 73.3 | 0.3-0.3 | 100.0 | 0.8-1.8 | 42.9 | 9.3 | 0.5 | 0.0 | 1.0 | 1.5 | 1.0 | 6.5 |
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