BOSにスウィープ負けをしたネッツは何が悪かったのか?

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オールNBA級のスコアラーであるケビン・デュラントカイリー・アービングを擁し、シーズン開始前は優勝候補の1つとして評価されていたブルックリン・ネッツ。

プレーイントーナメントに勝利しギリギリのプレーオフ進出という状況でしたが、アナリストたちからの評価は引き続き高く、レギュラーシーズン7位からのファイナル進出という評価も引き続きされていました。

しかしながら、ボストン・セルティックスとのプレーオフ1回戦が始まるとその評価は一変。結果としてセルティックスにスウィープ(4勝0敗でシリーズを終えること)されるという結果となっています。

では、ネッツにとって何が敗因となっていたのでしょうか?大きく3つに分けて解説していきます。


  • 【敗因1】チームオフェンスの精度の低さ
  • 【敗因2】ディフェンス力の低さ
  • 【敗因3】ボールハンドラーの不在

【敗因1】チームオフェンスの精度の低さ

まず1つ目の要因としてあげられるのは、「チームオフェンスの精度の低さ」です。

ネッツの長所としては、先述した通り屈指のスコアラーを揃えていることですが、チームオフェンスが全く機能せずアイソレーションでの打破を試みていましたが、今期の最優秀守備選手に選ばれたマーカス・スマートを中心としたディフェンスに完全に阻まれる形となっています。

いくら屈指のスコアラーとはいえ、その選択肢が少ない中でのオフェンスであればディフェンス側としても守りやすいことは間違い無いでしょう!

そんな中でもレギュラーシーズンでは、100ポゼッションあたりの得点が113.6とリーグ11位、フィールドゴール%が47.5%でリーグ4位とまずまずな数値を残していただけに、チームオフェンスという点を伸ばすことができなかったと考えられます。

その単調なオフェンスを繰り返してしまったという点では、HCのスティーブ・ナッシュ氏が責任を追求され退任となる可能性は高そうですね。

【敗因2】ディフェンス力の低さ

2つ目は皆さんご存知のディフェンス力が低いことです。

100ポゼッションあたりの失点が112.8点とリーグ25位と元々低い状況でしたが、セルティックス戦全4戦でも113.5点を奪われさらに悪化。

第1戦のブザービーターにおいてもトランジションとはいえかなり後手後手に回っているのが見て取れますね。

カイリー・アービングやセス・カリーなどアウトサイドから得点をとる構成にしたことで、平均身長がどうしても低くなりインサイドでのディフェンスが崩壊していたことも挙げられるでしょう。

【敗因3】ボールハンドラーの不在

そして最後の問題がハンドラーの不在です。ケビン・デュラントカイリー・アービングがいればハンドラーとして十分すぎるんじゃない?と思われる方も多いかと思いますが、第4戦の終盤は、ボール運びからシュートまでケビン・デュラントへの依存度がかなり高い場面が見受けられました。

そういった時にボールハンドラーとしてエースにボール供給ができるPGがいれば状況は変わったに違いないでしょう。

そういった意味では、今季中にベン・シモンズが復帰できなかったというのは間違いなく影響が多いことでしょう!


スウィープが決まった後にカイリー・アービングが再契約の意思を明示したことから、来季も最強スコアラーデュオは見られそうです!

そこに元オールスターのベンシモンズが加わることで、敗因として挙げられたチームオフェンス、ディフェンス、ハンドラーの問題も一気に解決するポテンシャルもあるでしょう!

今期は苦汁を飲む形で終わったネッツ。

2023シーズンこそ、再起のシーズンとしてほしいですね!

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