【5min選手紹介】遅咲きのドラフト1位 アンドリュー・ウィギンズ

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2021−2022シーズンに4年ぶりの制覇を果たしたゴールデンステイト・ウォーリアーズ!

そのチームにおいて最も評価を挙げた選手といえば彼、アンドリュー・ウィギンズでしょう!

本日はそんなウィギンズについて紹介していきます!

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アンドリュー・ウィギンズ

キャリア平均で19.3得点とコンスタントな得点力に加え、2022シーズンのプレーオフでルカ・ドンチッチ、ジェイソン・テイタムにマッチアップし一躍エリートディフェンダーの仲間入りを果たしたウィギンズ。

彼のキャリアを振り返っていきましょう!

NBAデビューまで

元NBA選手のミッチェル・ウィギンズを父に持ち、カナダのトロントにて生まれました。

学生時代から高い評価を相応の実績を残しており、カンザス大学へ進学すると1年目のルーキーながら41得点を記録!

さらに17得点、19リバウンドのダブルダブルなど現在の完成形に近いほどの活躍を見せ、「カナダのマイケル・ジョーダン」こと「メイプル・ジョーダン」とまで言われるようになっていました!

そして2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明します!

ドラフト〜MAX契約

そんな前評判通り、ドラフト全体1位でクリーブランド・キャバリアーズ選ばれたウィギンズでしたが、最初の苦難にぶち当たります!

それこそが、ティンバーウルブスへのトレードでした。

当時のキャブスはレブロン・ジェームズを中心にファイナル制覇を掲げるまさにWin Nowなチームだったのです。

そのため、スカウティングの評価としてはポテンシャル型と言われていたウィギンズを育成するのではなく即戦力を求めたトレードが行われます!

このトレードによりティンバーウルブスのエース、ケビン・ラブをチームに迎え入れレブロン、カイリーと共にBIG3を結成。翌2016年にはファイナル制覇を達成しています。

ウィギンズにとっては「ドラフト1位の選手が1度もコートに立つことなくトレードされたNBA史上2人目の選手」という不名誉を被ることになってしまいます。

そんな悔しさをバネにした彼は、1年目にして16.9得点、4.6リバウンド、2.1アシストを達成!

ドラフト同期の2022シーズンの得点王ジョエル・エンビート(怪我のためこのシーズンは未出場)、2022シーズンMVPニコラ・ヨキッチ、ファイナルの舞台でぶつかり合ったマーカス・スマートなど錚々たるメンバーを抑えルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました!

その後、ティンバーウルブスの中でカールアンソニー・タウンズと共にダブルエースの地位を確立し、2017年にMAX契約を結ぶに至りました!

ドアマットエースの評価

MAX契約を果たすも、彼が入団してからのティンバーウルブスはプレーオフ進出はわずか1度。

しかもその1度はジミー・バトラーを獲得しBIG3を構築しながらも1回戦でジェームス・ハーデン率いるロケッツにあっさりと敗北してしまいます。

そのため彼の評価は全く上がらず、勝てないエース。過大評価。はずれドラ1。などの評価が上げらるように

さらには1シーズン共に過ごしプレーオフを戦ったジミー・バトラーはチームの状態を悲観し以下のようなコメントをしています。

「俺が必要なんだろ。俺がいなきゃ勝てないんだろ!

俺はチームで一番才能のある選手じゃない。(ティンバーウルブスの)チームで一番才能があるのは誰だ?KAT(カールアンソニー・タウンズ)だ。チームで最も神に愛されている選手は誰だ?ウィッグス(ウィギンズ)だろう。では、誰が一番一生懸命プレーしているかって?俺だ!

俺はハードにプレーする。毎日の練習で、毎日の試合で、自分の体を危険にさらしているんだ。

それが俺の情熱なんだ。みんなそれぞれ違った方法でリーダーシップをとっているが、それこそが俺がチームのためにここにいることを示す方法なんだ。

ESPN.com

才能があるのに努力をしていないといった非難のコメントを正面を切って表明し、チームから去っていったバトラー。

このコメントには賛否が集まりましたが、バトラーが去った後また3年間ティンバーウルブスはプレーオフから遠のくことになります。

GSWへの移籍、そして飛躍

彼の転機は間違いなくウォーリアーズへの移籍になるでしょう!

ティンバーウルブス時代のウィギンズはオフェンスこそ一定の評価がありましたが、ディフェンス面の評価が低い選手でした。

しかし、ウォーリアーズに入ってからは特にディフェンスリーダーのドレイモンド・グリーンやベテランのアンドレ・イグダーラからの熱烈なコーチングもあり徹底的にディフェンスを強化することに成功!

その結果ディフェンスによるチーム貢献度を表す指標であるDefensive Win Sharesの値は年々増加していっています!

シーズンチームDefensive Win Shares
2014-15MIN0.0
2015-16MIN0.7
2016-17MIN0.9
2017-18MIN1.6
2018-19MIN1.3
2019-20TOT1.1
2020-21GSW2.7
2021-22GSW3.4

そして、2021−2022シーズンには自身初のオールスター出場にしてスターターに選出!

さらには、ウォーリアーズのファイナル制覇のピースとしてエースストッパー兼ステフィン・カリーに続くセカンドオプションとして堂々たる活躍を披露しました!

優勝を決めたファイナル第6戦ラスト1分には師匠とも言えるイグダーラとこのハイタッチを披露!観客を感動させました!

NBAデビュー8年目にしてドラ1に相応しい活躍をようやく見せたウィギンズ!

今後「メイプル・ジョーダン」にも名前負けしない活躍を続けていくことができるのでしょうか?

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