【NBAの契約ルール】オフシーズンに理解しておきたい選手の契約まとめ!

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ついにフリーエージェント選手との契約が解禁されたことで熱を増しているオフシーズン!!

その中でも目を引くのは、スーパースター選手たちが各チームと結ぶ超高額契約「マックス契約」および、「スーパーマックス契約」でしょう!

2023シーズンのマックス契約も続々発表されていますね!

今回は、そんなよく聞くけど詳細なルールはわかっていないことの多いNBAの契約事情について解説していきます!

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「マックス契約」って何?

マックス契約とは、書いて字の如く「チームとスター選手が契約できる最大金額の契約」のことです!

該当のスター選手との契約1年目において、元々所属していたチームは計5年の、他のチームは計4年の契約期間を提示することが可能になります。

マックス契約

「マックス契約」として選手に提示できる金額はリーグが定めるラリーキャップと該当選手のNBAでのプレー年数によって決まります!

【NBA歴6年以下】
サラリーキャップの25%を新契約1年目の金額とできる

【NBA歴7~9年】
サラリーキャップの30%を新契約1年目の金額とできる

【NBA歴10年以上】
サラリーキャップの35%を新契約1年目の金額とできる

マックス契約をすることで、ロスター15人に対して使えるサラリーキャップの4分の1を1人の選手に費やすこととなるため、生きるも死ぬも彼らの活躍にかかってくることになります!

スーパーマックス契約

もう一つ知っておきたいのが「スーパーマックス契約」になります!こちらも読んで字の如く「マックス契約」の上位互換です。

提示できる選手は、以下のいずれかに選出されている必要があります!

・前年or過去3年間で2回以上オールNBAチーム選出
・前年or過去3年間で2回以上オールディフェンシブチーム進出
・過去3年間の間にファイナルMVP選出

また、契約には以下の条件も付帯されます。

・スーパーマックス契約は1チームに2選手のみ
・契約期間は5年間(延長で1年追加可能)
・サラリーキャップの30〜35%を新契約1年目の金額とできる
・スーパーマックス契約後1年間はトレード不可

まさにチームの柱となるオールスター級の選手と各チームが長期契約することができる状況を作ることでリーグの均衡を保つためのルールとなっています!

ルーキースケール契約

ドラフト1巡目指名選手が締結する、全額保証2年+チームオプション2年の契約になります!

・ドラフトの指名順位に基づく形でサラリーの基準額が設定される
・1~3年目サラリーは基準額の80~120%の額(通常120%)、4年目サラリーは「3年目サラリー × 一定割合」
・サラリースケール契約の契約金はサラリーキャップを超えても認められる
・ルーキー契約期間中の選手は、4年目シーズンのレギュラーシーズン開幕前日までの間に、マックス契約を上限とする延長契約を結ぶことが可能

その他の契約

これ以外にもNBAを見ていく中でいくつか覚えておきたい契約もいくつか紹介してきましょう!

ミニマム契約

マックス契約が一通り終わった後に話題に上がるのがミニマム契約でしょう!

ミニマム契約の対象選手は、フリーエージェント選手もしくはトレードで獲得したミニマム契約の選手になります。

また、定められた内容は以下になります!

・NBAのリーグ在籍期間に応じて定められたテーブルに定められた金額
・契約期間:最大2年間
・チームサラリーがサラリーキャップを超えている場合でも、ミニマム契約の選手とは契約可能

リーズ在籍期間が長ければ長いほど金額が高くなっていくものになります。

ベテランミニマム契約など言われているのはこのせいですね!

チームのサラリー状況に左右されずロスターを埋めることができるため、チームの足りない部分を補える選手をどうミニマム契約で持って来れるのか?というのもチーム編成の一つのキーポイントになります!

2Way契約

2017-18シーズンに始まったのがこちらの2Way契約になります!

2way契約を結んだ選手は、基本的に下部組織であるGリーグのチームの契約選手として試合に出場することになります!

そしてチーム状況に応じて、NBAチームからコールアップされた際にはチームと合流し、最大50日の間試合に帯同・出場することが許されています!

・NBAのリーグ在籍年数4年未満
・1チームあたり契約できる2Way選手は3名まで
・契約期間:2年まで
・契約金は、ミニマム契約のサラリーの50%

期間指定がありますが、ロスター枠を最大3つ増やすことができるということもあり有効活用するチームの多い契約になります!

2022シーズンにプレーオフ出場を果たした渡邊雄太も過去にこの2Way契約期間中に成果を残すことで、トロント・ラプターズとの本契約を果たしています!

2Way契約期間中に八村とのジャージスワップもしていました!

Exhibit 10 契約

イグジビット10契約は最低給与を保証する1年契約のことです!

無保証ではありますが、5,000ドル〜50,000ドルの間のボーナスが含まれる。

・1チームあたり契約できるイグジビット10契約は6名まで
• イグジビット10契約はレギュラーシーズンが始まる前に2ウェイ契約に変更することができる。
• 2ウェイ契約に昇格されたイグジビット10契約は後にNBA本契約に変更されることができる。
• Gリーグに残ることにした選手、または2ウェイ契約になった選手が得たイグジビット10契約のボーナスはNBAチームの合計サラリーには勘定されない。

ボーナスを受け取るにはその傘下のGリーグチームでプレイすることを選び、そのチームに60日間在籍し続けたら、満額の50,000ドルボーナスを得る資格が与えられることになっています!

無保証トレーニングキャンプ契約

無保証トレーニングキャンプ契約は、チームがレギュラーシーズン初日前にプレーヤーとの契約を終了させ、そのプレーヤーに最低限の金額を支払うことができるようにするものです。

契約は結んだものの、レギュラーシーズン前にウェイブされてしまう可能性もあるまさに崖っぷち契約になります!

・1チームあたり契約できる無保証トレーニングキャンプ契約は6名まで
・1シーズンをカバーし、ミニマム契約または補償保護なしのツーウェイ給与を提供しなければならない

もしその選手が一方的に解雇された場合、週給2,000ドル(日割り計算)を受け取ることになります!

※もしその選手が負傷して解雇された場合には、6,000ドルしか受け取れません。

この「日割り計算になる」ということが、年間契約を前提としているNBAの契約から対比され「ノン-ギャランティ(無保証)」という形となります!

なお、無保証の選手が1月10日以降もチームに帯同する場合、全契約が保証になります!

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